退職代行は違法なの?使っていいの?どっち?

退職代行はなんかグレーなイメージが強いよね

最近よく見かける退職代行(たいしょくだいこう)。これは「この会社辞めたいです」が言えない人に代わり、退職の連絡・処理を行うサービスです。

近年、利用者の数はうなぎ登りで、成長著しい業界です。現在では100社以上がこの退職代行サービスを行っています。

しかし、退職代行と検索するとサジェストで「違法」や「クズ」「ありえない」などダメだろコレという内容のワードが表示され、限りなくグレーっぽい雰囲気が漂っています…。

では実際、退職代行は違法なのでしょうか?そこんとこどーなのよ?と気になっているあなたにお答えします。

結論:退職代行は違法ではありません

結論からいうと、退職代行自体は違法ではありません。辞意を伝えるだけなら法的にOK。

ただし有給や未払い残業代などの交渉などは弁護士・労働組合以外はNGです。

弁護士はもちろんですが、労働組合も団体交渉権が憲法で保障されているので会社と交渉が可能です。一般企業の行う退職代行とはここが違います。

弁護士・労働組合・一般企業の違い
弁護士 交渉権あり 裁判までOKで最強 料金は高い 5万円程度
労働組合 交渉権あり 有給や未払い残業もOK 料金は3万円程度
一般企業 交渉権なし 退職の意志を伝える 料金は格安2万円程度

損害賠償や慰謝料請求まで考えている場合は、弁護士の退職代行を選ぶのが良いと思います。有給は使いたいという方は労働組合の退職代行ですね。

安く済ませたい場合は一般企業の退職代行でも問題ないと思います。ただ一般企業の場合でも専属の弁護士がいるところの方が、何かあった時対応できるので安心です。

退職代行は合法 安心して利用しましょう

退職代行は現在のところ法的には問題ありません。※何かのきっかけで法律が変わる可能性はゼロではありませんが。

ブラックな労働環境でこんな毎日もう嫌だと思っている人は、退職代行の利用を考えてもいいのではないでしょうか。

パワハラ当たり前の根性論者でも、第三者の目がある状態だと「このタイミングで辞めるだと?ふざけんな!みんなの事を考えろ!」といった事を迂闊には言えなくなります。

ちなみに筆者は昔マジで言われたことあります。そのみんなが嫌いすぎて辞めたいんだよなーという思いが顔に出てしまったようで余計怒鳴り散らされ、しばらく鬱々と暮らしました。平成の半ばまではこんなのばかりでしたね。

今はある程度いい時代になったと思います。コンプライアンス遵守が叫ばれ労働者は守られる時代です。それでも無理だと感じたら退職代行に相談してみましょう。

この先AIが発達していけば、労働しなくても、ベーシックインカムで生活できるようになる可能性もありますが、今はまだ労働は必要な時代。どうせなら自分に合った職種で活躍したいですね。退職する前に転職エージェントへの登録はしておきましょう。

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